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ディレクターレター #007

はじめに

みなさんこんにちは、ディレクターの副島です。

大変お待たせしましたが、本日は近日実施予定の大型アップデートであるVer1.1.0における変更点の一部、今後のロードマップについてご紹介していきます。

Ver1.1.0のアップデートについて

3章「死んだ過去が、復讐に来る」





あらたなメインストーリーが追加されます。

今回トラッシュトライブが訪れることになるシティは、『ネオチヨダシティ』です。

アニメ版でのチヨダシティではなく、「ネオ」と称されている通り、かつてのチヨダシティの中枢から少し離れた地域が舞台となります。

荘厳な雰囲気だったチヨダシティと大きく異なり、サブカルチャーを中心とした独特な世界観をお楽しみいただけます。

新たなナンバーズ「曲田全一」

ネオチヨダシティでは曜たちの前に、新たなナンバーズ、『曲田全一(CV:千葉繁)』が登場します。

曲田は今までのナンバーズと違い、『対話』を強く希望する対戦相手のようです。

今までとは異なるナンバーズとの関わり方と、ネオチヨダシティの独特なXGに翻弄されるトラッシュトライブの闘いにもぜひご注目ください。



また、今回のエピソードでは、ネオチヨダシティとなにやら浅からぬ因縁がある謎多き青年、『Q』も重要人物として描かれていきます。

3章はアニメ版での出来事が一部地続きになって描かれることになるため、是非、これを機に期間限定で公開中のアニメ版トライブナインをご視聴いただくと、より物語を深くお楽しみいただけるのではと思います。

トライブナイン【公式】YouTubeチャンネル

攻略難易度について

尚、ネオチヨダシティのエネミーレベルは初期エリアからやや高めに設定されています。2章をクリアした直後ですと、バトルが苦しく感じるかもしれません。

しっかりとキャラクターやカードを育成し、戦力を整えて挑戦されることをおすすめします。

また、3章からはストーリー進行上のルートでは「はなまるゲート」による封鎖を極力行わないよう設計方針を変更しました。

1章~2章についても要求するはなまるシールの個数を減らす調整を行い、能動的にストーリーをお楽しみいただけるよう改善を行っています。

一方で、3章で「寄り道」となるルートには要求はなまるシールの個数が多めに設定されたゲートが設置されます。

これらのエリアについてはエネミーのレベルが高く設定されており、バトルの難易度も高い内容のものが多くなります。

ストーリークリア後は新たなレベル上限の開放を目指し、キャラクターを強化してネオチヨダシティの探索を楽しんでいただければと思います。



さらに、ネオチヨダシティでは、ボスやストーリーのほか、新しいパチモンやパチモンのサブステータスも登場します。

後程ご紹介する新しいPARの仕組みによって、すでに厳選したパチモンも無駄にならないようなかたちを目指した設計となっていますので、ぜひ新たな能力の組み合わせを楽しんでいただけますと幸いです。

新プレイアブルキャラクター:秋葉ひなぎく

Ver1.1.0では、新たなプレイアブルキャラクター『秋葉ひなぎく(CV:本渡楓)』がシンクロに登場します。

一見すると何の変哲もない(?)メイドですが、かつて栄華を極めた『鳳家』に関係がある人物のようです。3章での彼女の活躍も是非、ご期待ください。

2種類のパリィを使い分け、強力なプライマリで敵を圧倒するインファイター

ひなぎくの最大の特徴は、プライマリ攻撃を長押しすることで繰り出せる『チャージ攻撃』です。

更にこのアクションはチャージ中、エネミーの攻撃を受けると、「パリィカウンター」が発動するという攻守一体の性能を持ちます。

一見すると破格の能力ですが、チャージ中のパリィが発生するフレームはチャージ開始からやや遅れて発生するため、ガンガン攻めていくには通常のパリィと使い分ける必要があります。

カウンターアクションでタイミングを合わせることに苦手意識がある方でも気軽にパリィがとれる扱い易さもありながら、瞬時にどちらのパリィを取るかを判断することで大ダメージをバンバン出せるという、プレイスタイルに幅があるキャラクターとなっています。



アルティメットは、テンション100消費でエネミー全体に『注目』を付与します。

この効果により、ひなぎくは西郷、Qに続く壁役としてパーティメンバーを守ることができます。

テンションカードのシナジー効果である『覇道』を拡張するものも今回のアップデートで多数登場するため、様々なビルドをお楽しみいただければと思います。

リフトのアップデート



多くのお声をいただいてるリフトの遊びづらさについても、大きく見直し・改善を行います。

今回のアップデートから、ボスやリフトに新たな難易度が追加されることとなりますが、この難易度以降は『最高難易度ボーナス』というかたちで、追加でカネー・TPが獲得できるボーナスが追加されます。

また、『ルクスファンタズマ』の周回ステージのように、ブースターを3個までまとめて消費し、消費した個数に応じて獲得できる報酬の抽選回数を倍にするという機能も追加されます。

PARの仕様変更



今回のアップデートにあわせ、「使用時に選択したコンパチブル・モンスター以上のTierであればサブステータスを継承する」という、PARのTier制限を一部撤廃するかたちへ仕様変更を行います。

また、この変更に加え、「パチモンのサブステータスを最大2つまで継承する」ようになるなど、現状の厳選においてストレスとなる要素を減らせるよう、より使いやすい効果へ調整されます。

PARの利用機会に合わせてカネーの消費頻度が増えてしまうため、やや賛否がある変更かと思います。

ですが、「フラクタルヴァイスのパチモン」と比較して厳選対象とならない「地上で獲得するパチモン」への攻略のモチベーションを保ちづらくなる状況を防ぐため導入することとしました。

先述の通り、カネーの入手先や入手量を増やす形で、こういったストレスが緩和できるよう、今後もリソースの獲得バランスは検討と調整を進めさせていただきます。

パチモンのフィルタ機能

永らくご不便をおかけしていましたが、パチモンのフィルタリング機能が追加されます。

また、今後のアップデートで、パチモン自動圧縮機能の追加を予定しています。

期間限定ショップ

こちらはややゲーム内容から離れたお知らせとなりますが、Ver1.1.0から有償エニグマエンティティによる『期間限定ショップ』が登場します。

今まで『おたのしみボックス』からでしか得られなかったコスチュームが一定周期でランダムにピックアップされて直接購入できますので、お気に入りのキャラクターのコスチュームがありましたら是非ご利用を検討いただければと思います。

また、ゲームプレイにあまり時間を割けない方でも効率よく攻略が進められるよう、いくつかのアイテムも販売予定です。



Ver1.1.1のアップデートについて

フラクタルヴァイス – 覇道編

先日お伝えしたように、現状のフラクタルヴァイスには課題が多く、これらを解決するため、Ver1.1.0以降で大きく見直しを行う予定です。

これらの変更点は非常に膨大なため、一つずつご紹介できればと思います。

尚、新たなフラクタルヴァイス – 覇道編の開放は、3章アップデートの一週間後、4/24を予定しています。

Ver1.1.0では、まずネオチヨダシティや3章のストーリーをお楽しみいただき、来たるフラクタルヴァイスの攻略に備えていただけますと幸いです。

また、今後は支援契約の切り替わりのタイミングで、フラクタルヴァイスの改善を目的としたアップデートを計画しています。

このアップデートでは、後程ご案内する「キャラクターのバランス調整」も同時に行う予定です。

長期的に、より様々な編成をお楽しみいただけるコンテンツとなるよう、環境のメンテナンスを継続して行わせていただければと考えています。

フラクタルヴァイスとリミテッドレッドシリーズとの分離

まず、リミテッドレッドシリーズとのバトルは、フラクタルヴァイス内ではなく、フラクタルヴァイス最深部を踏破後に移動できる特別な空間でのみ、挑戦できるようになります。

対象のボスに関連する空間へ一度到達すると、以降はフラクタルヴァイスを経由せずに直接移動可能となります。

例えば、フラクタルヴァイス最深部を踏破しバックギャモンの部屋を一度開放すると、以降バックギャモンの部屋へは直接移動可能になる、というかたちです。

リミテッドレッドシリーズが切り替わり、クロンダイクになった際には再度クロンダイクの部屋を開放する必要がありますが、再びバックギャモンに切り替わった場合は、フラクタルヴァイスのリセット後であっても最初からバックギャモンへ挑戦することができるようになります。

尚、リミテッドレッドシリーズとのバトルは、フラクタルヴァイス攻略と切り離されるかたちとなったため、いつでも再戦が可能となっています。

マップ機能の追加

フラクタルヴァイスの全体像を確認できる全体マップ画面を追加します。ルートの確認や、獲得した宝箱の個数もご確認いただけます。

ゲートの開放状況の引継ぎ

その週のフラクタルヴァイスであれば、一度撃破したいわゆる「鍵持ち」は以降、倒された状態のままとなり、ゲートが開放されっぱなしになります。

一度攻略したフロアであれば、一気に駆け抜けてまとめて撃破する、といったプレイングも可能となっています。

構造と難易度の見直し

覇道編では全体的な難易度を見直し、より深い階層へ移動することで、大きくエネミーが強化されるようになります。

また、フロア内にある『帰還リフト』はすべて撤廃され、帰還にあたっては、必ずその難易度に応じた『ボスフロア』の踏破が必須になります。

ボスフロアへはB1F~B4Fすべてのフロアから移動可能で、その時点の難易度に応じたボスが配置されることとなります。

配置されるボスはリミテッドレッドシリーズではなく、今までの冒険で戦った狂暴エネミーや、ブレイブダイバーやサメズといったボスが対象となります。

通常のプレイでは挑戦できない高さのレベルの個体が登場する場合もあるため、見知ったボスとは言え気が抜けない戦いになるかと思います。

スコアと報酬獲得の変更

ボスフロアをクリアすると、その時点で獲得しているスコアに応じた個数の『豪華な宝箱』と、週に一度獲得できる『特別な宝箱』が出現します。

スコアに応じた豪華な宝箱は、道中の宝箱とは異なり、何度でも得ることが可能です。

この変更は、「王道編では最深部まで問題なく攻略できたが、覇道編ではB2Fまでしか攻略できなくなってしまった」といった方々が、得られるパチモンの総数が減ってしまったり、或いはパチモンの厳選に以前よりも時間がかかってしまうようになるのを避けることを目的としています。

このほか、以前よりもパチモンを厳選しやすく、かつ、より育成実感を得ることができるようなコンテンツになるよう、いくつかの改善を行っています。

リミテッドレッドシリーズの強化



フラクタルヴァイスの項目で少し触れた通り、リミテッドレッドシリーズはフラクタルヴァイスの攻略から切り離された挑戦コンテンツという位置づけに変更されます。

そのため、キャラクターランクをEx+1以降に育てることができる『特別な宝箱』もリミテッドレッドシリーズを撃破することなく、フラクタルヴァイスを攻略することで得ることが可能です。

前回のディレクターレターでもお伝えしたように、リミテッドレッドシリーズはあくまでチャレンジコンテンツとして位置づけているため、今回の変更はその方針をより明確にすることを目的としています。

また、覇道編以降のリミテッドレッドシリーズは、リフトやボス周回と同様に、難易度選択が追加されます。

ただ、こちらは地上のものとは異なり、ひとつ前の難易度をクリアすることでより上位の難易度が選択できるかたちとなります。

3章クリア時点で挑むにはかなり難易度の高いボスまで用意しており、最高難易度をクリアすると、ボスそれぞれに対応した勲章が得られるようになっています。

逆に言えば、勲章以外は特に得られるものが無いボスとなりますため、育成やストーリーを楽しむことを目的としているといった方はスルーしていただいて全く問題ございません。

FATAL攻撃(絶体絶命攻撃)



また、覇道編からは既存のリミテッドレッドシリーズも含め、『WARNING攻撃』が『FATAL攻撃』という新しい攻撃に置き換わります。

この攻撃は、被弾してしまうと一定時間「受けるダメージが上昇する」という、『絶体絶命』効果が付与されます。

絶体絶命は最大3スタックのスタック性となっており、最大スタックになると次の被弾で確実にノックアウトされてしまうほど倍率が上昇してしまいます。

1スタックあたりの有効時間はそこまで長いものではないため、一度FATAL攻撃を受けてしまったら、セーフティに立ち回り、絶体絶命の解除を優先しましょう。

なお、すでにバックギャモン、クロンダイクのモーションを看破しているプレイヤーにとってはプレイフィールにそこまで影響が出るものはありません。

また、ダメージカットに特化した西郷のようなキャラクターを中心としたビルドであっても、FATAL攻撃にさえしっかり対処すれば今まで通り攻撃に耐えて勝つ、という戦法を取ることも可能です。

ゲームバランスについて

Ver1.0.環境では、プレイヤーのレベルは原則40を想定とし、リミテッドレッドシリーズを撃破したプレイヤーのみがLv50に到達しているという基準でレベルデザインを行っていました。

しかしながら、ローンチ直後でいくつかの変更を加えたことで多くのプレイヤーがLv50に育成できるようになり、かつカードの消費テンション撤廃なども加わってプレイヤーが大きく強化されるかたちとなり、現状では非常にエネミーが弱い(プレイヤーの火力に耐えられない)環境になっていると認識しています。

この状況そのものについては、プレイヤーの皆様が育成に励んでいただいたことによって得られたパワーバランスということもあり、特に取り立てて問題視する必要はないと考えています。

しかしながら、ゲーム全体で、そういった「キャラクターを強くしていく」ことにやりがいを感じづらい、ゲーム全体の奥行きの無さに大きな問題があると考えています。

こういった状況を踏まえ、先日お伝えしたように、現状の育成状況にあわせ、3章やフラクタルヴァイスのエネミーは能力を全体的に強化する方針で、現在もバトルの調整を行っているところとなります。



ただし、ストーリーを楽しむことを第一に考えられる方にとっては、こういった難易度上昇が想定以上に強いストレスになってしまっていることも認識しています。

そのため、「ストーリー攻略」「ストーリー攻略後のやり込み」「エンドコンテンツとしてのフラクタルヴァイス攻略」「リミテッドレッドシリーズの撃破」という、大きく4つの軸で難易度配分を行い、特に「ストーリー攻略」については現状よりもスムーズに進行できるよう、難易度に調整を入れる予定です。

また、フラクタルヴァイス内の攻略については、更に細かく、B1F~B4Fで明確な難易度の差を設ける予定です。

こういった背景から、今回のVer1.1.0ではストーリー進行上攻略するエリアについてはエネミーの配置を減らす対応を行い、3章のストーリー攻略においても、バトルの難易度はやや控えめになるよう今後のアップデートで調整を行っていきます。

特に1章ボス『サメズ』については、ご満足いただけた方もいる一方、これをきっかけにプレイを中断せざるを得ないと判断するプレイヤーも多くいらっしゃることを確認しており、なるべく早い段階で快適にストーリーを楽しんでいただけるようにできればと考えています。

今後のロードマップについて



3章開幕から以降は、トライブナインは3カ月サイクルで新たな章とシティを追加していく予定です。

4月はVer1.1.0公開から一週間後にリニューアルしたフラクタルヴァイスが登場し、5月からはバトルにフォーカスしたイベントが登場します。

こちらはカジュアルに遊ばれている方でも様々な編成を楽しみ、普段体験していない数値感のダメージが出せるような若干ハチャメチャな内容になりつつも、フラクタルヴァイスなどで激しいバトルを繰り広げている方にとってはチャレンジングなバトルが楽しめるよう、プレイングに選択肢をご用意できる予定です。

また、こちらのバトルイベントは、『ルクスファンタズマ』と同様、長期開催を予定しています。

これに加え、ややコンパクトなイベントが1週間~2週間おきに開催されることとなります。

また、現在開催しているルクスファンタズマをはじめとした『アペンドストーリー』については、多くの反響を受け、将来的に常設化ができるよう、導線の整理を検討しています。

やや大掛かりな変更となるため、対応にあたりお時間をいただいてしまいますが、次回のアペンドストーリー公開までに何かお知らせができるよう、準備を進めていますので、続報をお待ちください。

今後のアップデートによる改善



また、その中で機能改善をはじめとしたプレイヤーの皆様のQoLをより良くするアップデートも準備中です。

その中でも、特にミナトシティで「マップの構造やつながりが分かりづらい」といったお声を多くいただいており、レーダーと全体マップの表示をリニューアルするアップデートを準備しています。

このほかにも、バトル中シナジー効果やバフ・デバフの確認をしやすくなる機能など、多くの改善を進行していますので、これらも今後こういった形でアナウンスできればと思います。

ゲームバランスアップデートについて

新章公開後は、一定のタイミングで主にキャラクターを対象としたバランス調整を定期的に実施していく予定です。

この調整は、特に採用率が低いキャラクターについては上方修正を行い、編成の選択肢を広げるということを目的としています。

特に、ローンチ初期のキャラクターについては長期的に運営するにあたり、どうしてもパワー不足になってしまうことが多く、現状の環境に合わせた数値感にメンテナンスするといったことを持続的に実施するべきであると考えています。

また、一部のキャラクターの『深化』効果について、妥当性が薄いというご指摘もいただいています。

こちらについてはより効果が実感しやすくなる上方修正を検討できればと考えていますが、非常にデリケートな調整となるため、検討にもう少々お時間をいただけますと幸いです。

Ver1.1.0でも、先行して『Q』『百一太郎』『大井南』に、若干の調整を行う予定です。

おわりに

今回のディレクターレターは以上とさせていただきます。

2/20のローンチ以降、当初は厳しいご意見も多くいただきましたが、皆様の応援もあり、Steamのレビューでも「非常に好評」まで持ち直すことができました。本当にありがとうございます。

ネオトーキョーでの冒険をより楽しんでいただけるよう、今回ご紹介したもののほかにも、様々なアップデートや改善をご用意しています。

今後も引き続き続報をお届けできればと考えていますので、お待ちいただけますと幸いです。



来たるVer1.1.0では、新しいシティ、新しいキャラクター、新しいパチモンと、大きく環境が変化するアップデートをご用意しています。

更に、曜たちの物語もよりドラマチックな展開が待ち受けます。

新たなナンバーズはもちろん、今回のキーパーソンとなる『Q』の動向にも是非注目していただけますと幸いです。



では、ネオチヨダシティでお会いしましょう!

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