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ディレクターレター #006

はじめに
みなさんこんにちは、ディレクターの副島です。
直近でいくつか細かなアップデートを行わせていただきましたが、対応のスピードを優先したことで丁寧にご紹介することができず、大変失礼しました。
今回は、先日実施したv1.0.5のアップデート内容のご紹介と、近日実施するv1.0.10のアップデートで変更される内容、及び近日開催されるイベント・キャラクターについてご紹介させていただきます。
Ver1.0.5で実施したアップデートについて
フラクタルヴァイス及びゼロペン先生のミッション変更について

ストーリークリア後の探索コンテンツ『フラクタルヴァイス』について、多くのご意見をいただいています。
その中でも、「レベルキャップの開放」「パチモンの厳選」「エンドコンテンツとしての強敵」という異なる目的が一つのコンテンツに同居してしまっていることで、それぞれの目的達成にあたり強いフラストレーションを感じている方が多くいらっしゃる、と認識しています。
さしあたり、先日のアップデートでレベルキャップ50開放に必要な条件である、ゼロペン先生内のミッション『リミテッドレッドシリーズの撃破』を『フラクタルヴァイスでバトルに15回に勝利する』という内容へ変更させていただきました。
これにより、レベルキャップを開放したいと考えるプレイヤーの皆さまは、リミテッドレッドシリーズを撃破せずに達成できる形となります。
先日のSNSでのアナウンスがやや不明瞭なお伝えになってしまいましたが、リミテッドレッドシリーズに関しては修正を行わず、引き続き現行の難易度のままですので、是非パーティを強化し挑戦していただければと思います。
フラクタルヴァイス、および、リミテッドレッドシリーズは育成を十分に行い、トライブナインならではのバトル体験に強いモチベーションを持った方向けに開発したコンテンツとなります。
そのため、今後のゲーム進行に大きく影響がない、開発チームからの挑戦状的な内容として位置づけていました。
しかしながら、1章や2章の攻略過程において「はなまるシールを集める」プレイングを強く求めていたことで、多くのプレイヤーが「獲得(クリア)しなければならないもの」と捉えるコンテンツとなっていました。
また、お手持ちのキャラクターを最大レベルまでに強化したいという当然の欲求への配慮が不足しており、想定以上のプレイヤーの方々が強敵に阻まれるような体験を生んでしまうこととなりました。大変申し訳ありません。
今後も、トライブナインは高難易度なアクションバトルをお楽しみいただけるという方向性はブラさず、一方で様々なプレイスタイル・モチベーションに応えられるタイトルになるようゲーム内容を充実させていきたいと考えています。
このほか、フラクタルヴァイスについては『リミテッドレッドシリーズへ再戦するまでの道のりが長すぎる』『周回に時間がかかりすぎる』といったお声に対しても、満足度を高める改善の準備を進めている最中です。
これらの抜本的な改善は、やや大掛かりな変更を予定しているため、来たる3章の大型アップデートにて行わせていただきたいと考えています。
恐れ入りますが、もう少々お待ちいただけますと幸いです。
バトルのテンポ改善について
先日のアップデートから、下記の項目をオプションで変更可能になりました。
・ヒットストップ演出を「通常/弱」の2段階から選択可能になります。
・ブレイク時、エネミーを大きく捉えるブレイクカメラ演出に対し「オン/オフ」の切り替えが可能になります。
・チェインスキル実行時に入るキャラクターのカットイン演出に対し「オン/オフ」の切り替えが可能になります。
・エネミーがブレイクした時、チェインスキルの入力受付時間を「標準/短い」の2段階から選択可能になります。
特にヒットストップについては、変更することで体感できるゲームスピードが大きく変わるため、お好みの設定で楽しんでいただければと思います。
また、ゲームプレー全体において、探索パートとバトルパートの行き来が頻繁に行われるにもかかわらず、ロード時間で待たされる場面が多く発生していました。
この待ち時間を解消するため、メモリ6GB以上の端末ご利用の方を対象に、前回、前々回のアップデートでバトルから探索へ移行する際の遷移時間短縮および演出の調整を行っています。
こちらは現在、ロードの仕組みを大きく見直し、さらなる短縮化を目指しております。
『もっさり感』について

また、手触りの部分で『もっさり感』についても多くのフィードバックをいただいています。
アクションの駆け引きにおいて、キャラクターの行動がキャンセルできずに被弾してしまうゲーム体験については大きく改善の余地があると考えています。
そのため、キャラクター単位で、回避やカウンターによって行動をキャンセルできる受付フレームを追加する対応を実施していく予定です。
今回のアップデートでは、黒中曜、十条ミウのセカンダリ攻撃について、回避でのキャンセル受付フレームを追加しました。
一方で、特にQや雪谷えのきといった、操作難易度が高い代わりにリターンを高く設定しているキャラクターについては、結果としてそのキャラクターの強みを失う調整をせざるを得ない結果になりかねないため、キャラクター毎の個性付けとして現行のままとさせていただく場合もございますこと、ご了承ください。
近接攻撃キャラクターの強化

現在、被弾によるエネミーテンションの増加や、スタミナのやりくりなど様々な要因で、至近距離で戦闘するメリットが弱い環境にあると認識しています。
そのため、一部の近接キャラクターを対象に、下記2点の上方修正を行いました。
・パリィカウンターの消費スタミナが500→250に減少します。
・セカンダリ攻撃中、カウンターによるキャンセルが可能になります。
今回の変更は、遠距離攻撃キャラクターと比較し、前に出て戦う際、積極的にパリィを狙うリスクを下げることで、より攻撃的に立ち回れるようにすることが目的となっています。
Ver1.0.10で実施予定のアップデートについて
続きまして、翌週実施予定のアップデート内容について、ご紹介させていただきます。
テンションカードの上方修正
現在、テンションカードに設定されている効果発動ごとのテンション消費によるプレイ体験が悪く、結果として「テンションフェーズ0」で発動するカードで固めた編成が主流となっており、編成の広がりがない環境になってしまっていると認識しています。
そのため、v1.0.10のアップデートにて、ほぼすべてのテンションカードからテンション消費の効果を撤廃する上方修正を行います。
一部のカード効果については、消費量を維持、もしくは引き下げての対応となりますが、今回の対応により、多くのカードが使い勝手が良くなるかたちとなります。
一方で、この変更によって任意のパラメータを大きく強化することが可能になるため、特定のビルドにより攻略難易度が下がることが予想されます。
こちらは来たる3章の大型アップデートにて、3章以降のバトルの難易度を想定よりもやや引き上げること、また、採用率が低いカードについてはさらなる上方修正というかたちで調整を行う予定です。
また、同アップデートにて、感知したエネミーを攻撃してエンカウント(いわゆる通常エンカウント)した場合でも、テンションフェーズが「2」の状態でバトルが開始できるよう、エンカウント方式の調整を行います。
難易度を下げてリトライする機能
より多くの方にトライブナインをお楽しみいただくため、ストーリー攻略上のバトル限定で、ゲームオーバー時に「難易度を下げて再挑戦」ボタンが追加されます。
このボタンから再挑戦することで、そのバトル中に限り、パーティメンバーが強化されていきます。
この強化は重ねて行うことが可能なため、何度もゲームオーバーになってしまう場合こちらの機能を利用し、落ち着いてエネミーの対処法を研究していただければと思います。
なお、バトル中の一時停止メニューからの『再戦』では、この機能はご利用になれませんので、ご注意ください。
デイリーチャレンジ・納品依頼の詳細メニュー追加
リリース以降多く要望をいただいていた、『デイリーチャレンジ』および『納品依頼』がメニューから操作できるようになります。
これ以上でもこれ以下でもない変更内容となりますが、時々支店長たちのことも思い出していただけると嬉しいです。
ストーリー早送りボタンの復活
会話イベントのスキップ(早送り)ボタンを実装いたします。
先日のアップデートノートから二転三転するかたちとなり、大変申し訳ありません。
ストーリーやナンバーズとのXBを振り返る機能については、今後のアップデートでお届けできるよう、用意を進めてまいります。
モバイル版での60FPS設定の対応
モバイル版を対象に、『60FPS』でプレイできるよう項目に追加します。
こちらは、端末の強い発熱やバッテリーの激しい消費、および、ゲームの動作不良の原因となる可能性があるため、万が一プレイに支障が出る場合はご利用を控えていただくようお願いいたします。
近日開催予定のコンテンツ紹介
最後に、近日開催予定のイベントや新キャラクターのご紹介をさせていただきます。
XBランクマッチ

3/6より、XB編成を登録している全プレイヤーを対象にXBが楽しめる『ランクマッチ』が登場します。
勝敗によって変動するランクは、同じくらいの育成状況のプレイヤー同士がマッチングすることを目的に導入しております。
そのため、激しくしのぎを削っていただくというよりも、バトルや探索に気が乗らない隙間時間などでカジュアルに楽しんでいただけることを目的に開発した機能となります。
このことから、詳細なランキングを閲覧するといった機能もなく、プレイをすることで勝敗に関わらず報酬が全て獲得できるようになっています。
他のプレイヤーとプレーするXBでは、ナンバーズ戦とは異なり議論の結果による強力な補正が働かず、育成状況と野球的な判断がダイレクトに反映されることとなります。
手塩にかけた分だけキャラクターが活躍してくれるため、ぜひプレイ状況を見せ合う交流の場として気楽に楽しんでいただけますと幸いです。
また、一点ご留意いただきたい点として、ランクマッチ開始初期は全員が同一ランクからスタートとなるため、育成状況の差があるプレイヤー同士がマッチングされ、極端な試合展開が連続してしまう可能性がございます。
こちらは時間の経過によって改善されていく見込みですので、何卒ご容赦いただけますと幸いです。
新キャラクター紹介:青山カズキ


v1.0.10の新たなシンクロでは、青山カズキが登場します。
青山カズキはパーティメンバーにシールドを付与し、追加攻撃や高いブレイク性能を持つというマルチなキャラクターです。
また、能力に反してメカニクスは非常にシンプルで、操作難易度が低く扱いやすいという点も特徴になります。
一見万能なキャラクターですが、これらの行動には『メモリ』というリソースが必要になります。
メモリはバトル開始時満タンで始まり、戦術スキル、セカンダリを実行すると消費されていきます。
そのため、長期戦になると「息切れ」のように強みが発揮しづらくなるキャラクターとなっています。
このメモリは、アルティメットを実行することで一定量回復し、最大量を超えてメモリを獲得すると『オーバークロック』状態となります。
この状態では攻撃力が上昇し、アタッカーとしてもしっかり活躍できるようになります。
また、2章でゲスト加入したカズキとくらべ、若干の上方修正や操作感の調整、ブラッシュアップが行われています。
こちらの変更はシンクロ更新時、ゲスト側へも反映される予定です。
新イベント『ルクスファンタズマ』

最後に、近日開催予定のイベント、『ルクスファンタズマ』についてもご紹介させていただきます。
トライブナインのストーリーイベントでは、バトルパートは発生せず、専用のミニゲームでゲームが進行する形となります。
ルクスファンタズマでは、千羽つる子を主人公にいわゆる「音ゲー」コンテンツをお楽しみいただけます。
また、特徴的な点として、『ブースター』も任意で消費可能となっています。リフトの周回をせず報酬が獲得できるようになっていますので、バトルの息抜きにプレイしていただければと思います。
イベントは独自の形式でストーリーが進行するようになっており、イベントをプレイすることでフラクタルヴァイスのように累積ポイント報酬が獲得できます。
なお、ルクスファンタズマは2章をクリアすることが発生条件となっています。
開催期間は非常に長く設定される予定なので、焦らずストーリーを攻略いただいた後、参加いただければと思います。
おわりに
本日のレターは以上となります。
リリース以降、たくさんのプレイヤーの皆様から、多くのフィードバックを頂戴しました。
我々の力不足を痛感する面もあれば、楽しんでいただいているお声もあり、それらすべて、トライブナインをよりよいゲームにしていく糧となっています。ありがとうございます!
一方で、慌ただしく更新を行い、落ち着きのないゲームになってしまっている点につきましては、大変申し訳ありません。
特にシンクロ、ゲームプレイによって獲得できる報酬設計、テンションカードなど、調整が行き届いていない面が多くあり、ご期待に応えられないゲーム体験になってしまっていたと猛省しています。
まずは現状の課題へ迅速に対応し、3章アップデートを楽しみにお待ちいただけるよう、様々なアップデートを並走して準備していきます。
今後とも、トライブナインを何卒よろしくお願いいたします。
では、ふたたびネオトーキョーでお会いしましょう!
